売れる言葉の作り方|脳が“買いたい”と反応する言葉、知っていますか?

こんにちは、遠藤貴則です。
私は心理学・神経科学・NLP・行動経済学を統合しながら、「人が動く言葉とは何か?」を研究してきました。
今回のテーマは、
人の脳が“買いたい”と自然に反応する言葉の構造設計です。
人は「言葉そのもの」では動かない
まず前提として、人の購買行動は論理ではなく感情・快感によって決まるという脳科学の事実があります。
つまり、多くの人がやりがちな…
- 「理屈」で納得させようとする
- 「情報」を整理して伝える
こういった方法では、脳はスルーします。
脳が本当に反応するのは、感情が動く順番で届けられた言葉です。
✔ 「良さそう」→「なんとなく欲しい」→「あとから理由で正当化」
これが脳の標準的な意思決定プロセスです。
脳が反応する「3ステップワード」の設計
ここでは、脳の反応順に合わせた3つの言葉設計を紹介します。
この順番がズレると、反応率は劇的に下がります。
① 安心ワード:警戒心を解除する
例:
- 「もし〇〇でお困りなら」
- 「たった3分で読めます」
脳の反応:
扁桃体(不安を感知する脳部位)が静まり、情報を受け入れる準備が整います。
③ 自己投影ワード:“自分ゴト化”を起こす
例:
- 「あなたのビジネスでもすぐ使える」
- 「初心者でも実践可能です」
脳の反応:
内側前頭前皮質が活性化し、“自分の未来”とのリンクが発生。行動意欲が高まります。
フレーズ設計:反応率を上げる見出しの順番
「安心 → 期待 → 自己投影」この流れは、
見出し・小見出し・本文にも応用できます。
ステップ | キーワード例 | 仕掛ける心理 |
---|---|---|
安心 | 「たった1日10分で」 | 時間・負荷の低減で警戒を解除 |
期待 | 「売上が2倍になった実例」 | 具体的な報酬イメージを提示 |
自己投影 | 「あなたの商品でも再現できます」 | 自分にもできそうだと思わせる |
この順番で見出しを構成すると、
読者はスクロールするだけで“買いたいモード”に入っていきます。
脳が拒否するNGワードとは?
逆に、脳が「NO」と反応してしまうNGワードもあります。
❌ 強制語:「絶対」「必ず」
心理的リアクタンス(反発)が働き、「押し売り感」を抱かせてしまいます。
❌ 抽象的メリット:「すごい」「お得」
具体性に欠ける言葉は、報酬系が反応せず、印象に残りません。
❌ 高負荷ワード:「努力」「根性」
島皮質(ストレスを感知)にネガティブ信号が走り、読者が離脱する原因になります。
実践チェックリスト:あなたの文章に“買いたいスイッチ”はあるか?
以下の3つをチェックしてみてください。
- ✅ 冒頭20文字以内に「安心ワード」が含まれているか?
- ✅ 見出しやリード文に「期待ワード」が散りばめられているか?
- ✅ CTAやクロージングに「自己投影ワード」が明示されているか?
この3つが揃っていれば、
あなたの文章は脳の「買いたいスイッチ」を押す設計になっています。
⇒参考記事:脳が反応する文章術!ニューロマーケティングで成果を出すライティング
⇒参考動画:【40分で全部学べる】マーケティングで使える!顧客の脳に響く言葉19選
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法廷臨床心理学博士・ニューロマーケティング(脳科学マーケティング)トレーナー
株式会社ビジネスサイエンスジャパン取締役。ビジネスサイエンストレーニングアカデミー学長。
1985年東京都文京区生まれ。神奈川県横浜市のサン・モール・インターナショナル・スクールの高校を卒業。
2006年米国オレゴン州ルイス&クラーク大学にて心理学専攻及び中国語を副専攻で大学卒業。
2008年米国フロリダ州アルビズ大学大学院にて心理学修士課程修了。
2013年同大学院臨床心理学博士号、法廷特化で卒業(博士論文Doctoral Project:Endo, T. K. (2012) Test Construction: Clinician’s Gay Male Competence Inventory. (Doctoral dissertation, Carlos Albizu University)。後、オレゴン州にて臨床心理学社の国家治療免状を獲得。マイアミ市警、FBI、CIAの調査支援を行った実績を持つ。
2017年には薬物依存人口を減らした功績を称えられ、2017年フロリダ州ジュピター市より表彰される(2017 Best of Jupiter Awards - Drug Abuse & Addiction Center)。現在は実践的ビジネスサイエンス、実践的心理学、脳科学的教育、ニューロマーケティングの普及、後進の育成に努める。著書に『売れるまでの時間-残り39秒 脳が断れない「無敵のセールスシステム」』(きずな出版)、共著に『仕事の教科書』(徳間書店)がある。