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商品が売れない本当の理由とは?脳科学が明かす購買心理の仕組み

商品が売れない本当の理由とは?脳科学が明かす購買心理の仕組み

「良い商品なのに、なぜか売れない……」そんな悩みを抱えていませんか? 

商品が売れない理由は、商品の質だけでなく、消費者心理や購買行動の仕組みを理解できていないことが大きく関わっています。

実は、人の脳は「買わない理由」を探すようにできているのです。

この記事では、脳科学やマーケティング心理学の視点から、売れない原因を分析し、商品が売れる方法を具体的にお伝えします。

あなたのビジネスを次のステージへ導くヒントが、ここにあります。


なぜ「良い商品」なのに売れないのか? 売れない原因を分析する

あなたは今、こんな状況に陥っていませんか?

「商品には自信がある。品質もサービスも間違いない。なのに、思うように売上が上がらない……」

実はこれ、多くの事業者が直面する共通の壁なんです。良い商品を作れば売れる、そう信じて努力してきたのに、現実は厳しい。「なぜだろう?」と悩む日々が続く。

その原因は、あなたの努力不足ではありません。人間の脳の仕組みに答えがあるのです。

私たちの脳は、新しいものや未知のものに対して「警戒心」を抱くようにできています。これは太古の昔、危険から身を守るために備わった本能です。

つまり、どれだけ素晴らしい商品でも、お客様の脳が「これは安全だ」「これは自分に必要だ」と判断しなければ、購買行動には結びつかないのです。

さらに、現代は情報過多の時代。毎日、膨大な広告やメッセージが消費者に届きます。

その中で「選ばれる」ためには、商品の良さを伝えるだけでは不十分。顧客心理をつかむ仕組みが必要なのです。


脳科学が教える「買わない壁」の正体

脳は「買わない理由」を探すようにできている

「この商品、いいな」と思っても、実際に購入ボタンを押すまでには、いくつもの心理的なハードルがあります。

脳科学の研究によれば、人間の脳には「現状維持バイアス」という働きがあり、変化を避けようとする性質があるのです。

つまり、人は無意識に「買わない理由」を探してしまう生き物なのです。

「本当に効果があるのかな?」 「今じゃなくてもいいかも……」 「失敗したらどうしよう」

こうした疑念や不安が、購買意欲を削いでいきます。そして実は、この心理的な壁は、購入ボタンを押す瞬間だけでなく、もっと前の段階から始まっているのです。

お客様が商品と最初に出会った瞬間から、脳は無意識に「壁」を作り始めます。この壁を理解し、1つずつ乗り越えていくことが、売れる仕組みをつくる第一歩なのです。

購買心理の仕組みに潜む「3つの壁」

消費者の脳には、購買行動を妨げる「3つの壁」が存在します。

1つ目は「認知しない壁」

どれだけ素晴らしい商品でも、お客様に存在を知ってもらえなければ、そもそもスタートラインにすら立てません。情報過多の現代では、人は自分に関係ないと感じた情報を無意識にスルーします。

2つ目は「信用しない壁」

商品の存在に気づいてもらえたとしても、「本当かな?」と疑われてしまえば、そこで終わり。信頼を得られなければ、次のステップには進めません。

3つ目は「決断しない壁」

商品に興味を持ち、信頼もしてくれた。でも、「今買う理由」がなければ、人は行動を先延ばしにします。「また今度でいいか」という思考が、購買を遠ざけてしまうのです。

これらの壁を乗り越えるには、マーケティング心理学に基づいた戦略が必要です。感情と論理、その両方に働きかけることで、お客様の背中を優しく押すことができるのです。


売上が上がらない原因は「伝え方」にあった

商品の魅力を「正しく」伝えられているか?

多くの場合、売れない原因は商品そのものではなく、伝え方にあります。

たとえば、あなたが素晴らしい包丁を作ったとしましょう。切れ味抜群で、デザインも美しい。

でも、それを「高品質な包丁です」とだけ伝えても、お客様の心には響きません。

なぜなら、人は「商品の特徴」ではなく、「自分にとっての価値」を知りたいからです。

「この包丁を使えば、料理の時間が半分になる」 「毎日の食事づくりが、もっと楽しくなる」 「家族が『おいしい!』と笑顔になる瞬間が増える」

こうした未来のイメージを伝えることで、お客様の脳は「これは自分に必要だ」と判断します。これが、売れる商品の核心です。

ストーリーで心をつかむ「共感の力」

もう1つ、強力な武器があります。それは「ストーリー」です。

人間の脳は、データや論理よりも、物語に強く反応します。

たとえば、「この商品は売上が30%アップしました」という事実よりも、

「ある小さなカフェのオーナーが、この商品を使って常連客を増やし、念願だった店舗拡大を実現しました」という話のほうが、心に残りますよね。

これは、脳が「自分ごと化」しやすいからです。ストーリーを通じて、お客様は「自分も同じ未来を手に入れられるかもしれない」と感じるのです。

データと物語、論理と感情。この両方をバランスよく織り交ぜることで、男性脳・女性脳の両方に響くメッセージが生まれます。


購買意欲を高める方法〜顧客心理をつかむ5つのポイント〜

では、具体的にどうすれば購買意欲を高めることができるのでしょうか? 

ここでは、すぐに実践できる5つのポイントをお伝えします。

1. 「限定性」で今すぐ行動する理由をつくる

人は「いつでも買える」と思うと、行動を先延ばしにします。逆に「今しか買えない」と感じると、購買意欲が一気に高まります。

「期間限定」「先着30名様」「残りわずか」といった言葉は、脳に「今動かなければ損をする」という感覚を与えます。

ただし、嘘はNG。本当に限定されている価値を、正直に伝えましょう。

2. 「社会的証明」で信頼を築く

「他の人も使っている」という情報は、脳にとって強力な安心材料です。レビューや口コミ、導入実績などを積極的に見せることで、「信じない壁」を乗り越えられます。

特に、具体的な数字や顔写真付きの声は効果的。抽象的な言葉よりも、リアルな体験談が心を動かします。

3. 「損失回避」の心理を活用する

人は「得をする喜び」よりも、「損をする痛み」を強く感じる生き物です。これを「損失回避バイアス」と呼びます。

「この商品を使えば〇〇が得られます」よりも、「この商品を使わないと〇〇を失います」のほうが、行動を促しやすいのです。

ただし、脅すのではなく、あくまで「気づき」を与えるトーンで。

4. 「選択肢を絞る」ことで決断を楽にする

選択肢が多すぎると、人は迷って行動できなくなります。これを「決断疲れ」と言います。

商品ラインナップが豊富なのは良いことですが、お客様には「あなたにはこれがおすすめ」と明確に提案してあげましょう。脳は「選ぶ負担」から解放されると、スムーズに行動できるのです。

5. 「小さな一歩」を示す

いきなり高額な商品を勧めても、お客様は尻込みします。まずは無料サンプルや低価格の入門商品など、「試しやすい最初の一歩」を用意しましょう。

一度体験してもらえれば、信頼が生まれ、次の購買行動につながりやすくなります。

これを「フット・イン・ザ・ドア効果」と呼びます。


おすすめ記事紹介

「売れない原因は伝え方にあった」という気づきを得たあなたへ。次はこの記事を読んでみてください。

無意識が「欲しい」と言う商品設計とは?─ 売れる商品は”順番”で決まる ─

あなたの商品が売れない本当の理由──それは「伝える順番」が逆だからhttps://bsc-japan.co.jp/blog/wrong-message-order/

売れる言葉の作り方|脳が”買いたい”と反応する言葉、知っていますか?https://bsc-japan.co.jp/blog/words-that-trigger-buying/


今すぐ始められる「売れる仕組み」づくり

ここまで読んでくださったあなたには、もう「商品が売れない理由」が見えてきたはずです。

それは、商品の質ではなく、消費者心理と購買行動の仕組みを理解していなかったこと

そして、その仕組みに沿った伝え方ができていなかったこと。

でも、大丈夫。あなたにはもう、変えるための知識があります。

今日から、あなたの商品ページや広告を見直してみてください。

「3つの壁」を乗り越える工夫はありますか? お客様が「自分ごと化」できるストーリーは語れていますか? 今すぐ行動する理由を提示できていますか?

1つずつ、丁寧に改善していけば、必ず変化が訪れます。

あなたの商品は素晴らしい。その価値を、正しく届ける力を手に入れたとき、お客様の笑顔と売上が、自然とついてくるはずです。

さあ、最初の一歩を踏み出しましょう。何か1つ、変えてみませんか? 

その小さな行動が、未来を大きく変えていきます。

あなたには、できる力があります。私はそれを信じています。

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執筆者
遠藤 貴則法廷臨床心理学博士 Takanori K. Endo

法廷臨床心理学博士・ニューロマーケティング(脳科学マーケティング)トレーナー
株式会社ビジネスサイエンスジャパン取締役。ビジネスサイエンストレーニングアカデミー学長。

1985年東京都文京区生まれ。神奈川県横浜市のサン・モール・インターナショナル・スクールの高校を卒業。
2006年米国オレゴン州ルイス&クラーク大学にて心理学専攻及び中国語を副専攻で大学卒業。
2008年米国フロリダ州アルビズ大学大学院にて心理学修士課程修了。
2013年同大学院臨床心理学博士号、法廷特化で卒業(博士論文Doctoral Project:Endo, T. K. (2012) Test Construction: Clinician’s Gay Male Competence Inventory. (Doctoral dissertation, Carlos Albizu University)。後、オレゴン州にて臨床心理学者の国家治療免状を獲得。マイアミ市警、FBI、CIAの調査支援を行った実績を持つ。
2017年には薬物依存人口を減らした功績を称えられ、2017年フロリダ州ジュピター市より表彰される(2017 Best of Jupiter Awards - Drug Abuse & Addiction Center)。現在は実践的ビジネスサイエンス、実践的心理学、脳科学的教育、ニューロマーケティングの普及、後進の育成に努める。著書に『売れるまでの時間-残り39秒 脳が断れない「無敵のセールスシステム」』(きずな出版)、共著に『仕事の教科書』(徳間書店)がある。

プロフィール詳細はこちら

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