AI時代に売上が伸びる人が実践する“思考活用術”完全指南
こんにちは、遠藤貴則です。
「ChatGPTやAIでマーケティングが変わった」と言われていますが、実際にはAI導入だけでは“稼げる人と稼げない人”の差を生むには不十分です。
その差は、“思考の使い方”にこそあるのです。
1. AI時代は“誰もが武器を持つ”飽和世界
AIの登場で以下が誰でも実現できるようになりました：
- 広告コピーを瞬時に生成
- 顧客の悩みを言語化
- LP構成を自動化
- コンテンツ要約と図解化
- 商品アイデアのブラッシュアップ
つまり、誰でもそこそこの品質は担保できる時代に。しかし、結果として売上に差が出るのはなぜでしょうか？
2. 売上差を生む鍵は“問いの質”
AIはあくまでインプットされた命令に従うツールです。
- 「この商品のキャッチコピーを」
- 「〇〇向けLPを」
- 「アイデアの改善案を」
といったプロンプトは浅い作業目的。
一方、成果を出し続ける人たちが投げかける問いはこうです：
- 「顧客が本当に求めているものは？」
- 「購入を妨げる心理的ブロックは？」
- 「買った後、顧客の人生はどう変わる？」
- 「この体験を“物語”として再構築できないか？」
問いの深さが、アウトプットの価値を決定します。
3. 売上を加速させる“思考の3層構造”
AI時代に成果を出す人は、3つの思考層を使い分けています：
| 思考層 | 内容 | AIとの関係 |
| 1層：操作的思考 | 何をどうやるか（例：ChatGPTプロンプト） | AIが代替可能 |
| 2層：構造的思考 | なぜそうなる？着目点と順序 | 人間の設計力が必要 |
| 3層：変容的思考 | 未来への影響や関係性追求 | AIでは代替できない人間固有の領域 |
爆発的な売上は、構造+変容の思考層がセットで機能しているときに生まれます。
4. AI×思考力＝“売上のレバレッジ”
AIを成果に結びつけている人々の働き方は以下の通りです：
- プロンプト設計を“思考の問い”と位置付ける
- AIの回答を“問いを深める素材”として扱う
- 最終出力は“再編集し、自分の文脈に合わせて使う”
＝ AIはアウトプット装置ではなく、思考を増幅する装置となります。
5. 効果的にプロンプトを深化させるコツ（実践例）
- 顧客の本質ニーズに迫る問い
→「あなたが本当に手に入れたいものは？」 - 心理障壁を構造化する問い
→「迷いや不安の原因は何か？」 - 顧客の“変容ストーリー”を描く問い
→「購入後、どう変化するか？」 - 具現化と物語化までプロンプトに含める
→「その体験を3分以内の動画構成にしてください」
これにより、“使える答え”が段違いになります。
6. 具体的ワークフロー：思考をAIに乗せる3ステップ
- 問いの構造化
自分：”顧客の○○とは？”
AI出力：5〜10個の深堀案を生成 → 自分で選定 - ストーリー化プロンプト設計
“その変化を物語で説明してください”
→ AI出力は“素材＝粗原稿”として扱う - 再編集と自分化
“私が語る口調”に直し、自社事例や内部リンクなどで肉付け
⇒関連記事：ChatGPTで売上を設計する方法とは？再現性あるビジネスをつくる3ステップ
⇒関連動画：【有料級】40万人の経営者を指導してきたりゅう先生を相談相手にできてしまう！りゅう先生AIを作ってりゅう先生のマーケティング戦略を徹底解説！
まとめ：思考がAIに差をつける
- ツールは平準化に作用する→差がつくのは“問いと構造”
- 思考は人にしかできないアセット→消費されず資産となる
- 問いの質を設計し、構造化し、未来を描く能力が唯一の勝ち筋
今、あなたが手にすべきは「“問いの設計力”と“未来を描く思考力”」。
AI × あなたの思考力＝売上のレバレッジを最大化していきましょう！
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法廷臨床心理学博士・ニューロマーケティング（脳科学マーケティング）トレーナー
株式会社ビジネスサイエンスジャパン取締役。ビジネスサイエンストレーニングアカデミー学長。
1985年東京都文京区生まれ。神奈川県横浜市のサン・モール・インターナショナル・スクールの高校を卒業。
2006年米国オレゴン州ルイス＆クラーク大学にて心理学専攻及び中国語を副専攻で大学卒業。
2008年米国フロリダ州アルビズ大学大学院にて心理学修士課程修了。
2013年同大学院臨床心理学博士号、法廷特化で卒業（博士論文Doctoral Project:Endo, T. K. (2012) Test Construction: Clinician’s Gay Male Competence Inventory. (Doctoral dissertation, Carlos Albizu University)。後、オレゴン州にて臨床心理学社の国家治療免状を獲得。マイアミ市警、FBI、CIAの調査支援を行った実績を持つ。
2017年には薬物依存人口を減らした功績を称えられ、2017年フロリダ州ジュピター市より表彰される（2017 Best of Jupiter Awards - Drug Abuse & Addiction Center）。現在は実践的ビジネスサイエンス、実践的心理学、脳科学的教育、ニューロマーケティングの普及、後進の育成に努める。著書に『売れるまでの時間-残り39秒 脳が断れない「無敵のセールスシステム」』（きずな出版）、共著に『仕事の教科書』（徳間書店）がある。
